負担の少ない胃カメラ

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負担の少ない細径胃カメラ

以前は胃カメラは口から挿入していましたが、技術の進歩によりに細いカメラが開発され鼻からカメラを挿入することができるようになりました。しかし、画質という面では口から施行するカメラの方が良いとの理由で総合病院では口からのカメラが主流になっていることが多いのが現状です。当院ではオリンパス社の最新の細径カメラ(GIF-1200N)を使用しており、最高の画質で検査が可能です。経口を希望の方も細径カメラで施行できるので負担は少なくなります。
https://www.olympus.co.jp/news/2020/nr01578.html
https://tokushige-okamoto.com/medical/#medical03



「鼻と口ではどちらが楽ですか?」と聞かれることは多いですが、鼻が楽といわれる方は8割程度、口が良いといわれる方は1割程度といった印象です。
鼻からカメラが挿入されると、舌根に触れず上からまっすぐ喉に入るので嘔吐反射が少なくなります。また、舌根に触れないため安定して喉頭部の観察も可能となります。
一方で、鼻の中が狭い方は十分な麻酔ゼリーをつけても痛みを伴うことがあります。鼻が狭くて通りにくい方は口から施行させていただくことになります。