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肝血管腫

徳重おかもとクリニックでは肝臓の検査で腹部エコーを施行することが可能です。

当院での実際の検査画像を示します。
脂肪肝で他院で定期的にエコーをされていたとのことで、当院でもエコーを施行しました。
肝臓の左葉S3に22mmx16mmの辺縁明瞭な低エコー腫瘤をみとめます。

画像的には、典型的な肝がんや転移性腫瘍ではありません、血管腫としても典型ではありませんが、「血管腫>転移性腫瘍>肝がん」との印象でした。
エコーでこれ以上の質的診断は困難ですので、当院で大学病院に造影CT検査を予約しました。
大学に検査のみをしていただき、当院で画像を視ながら結果説明をします

肝臓ダイナミックCTで動脈相、門脈相、平衡相です。
腫瘍は辺縁から造影され平衡相でも造影剤の停滞をみとめます。
肝臓の血管腫と診断しました。
以前の病院では指摘されていないとのことで、3か月後にエコーで大きさの変化がないか確認しましたが、変化はございません。
次回は半年後、その後は年に一回エコーで経過観察とします。

しっかり息を吸っていただきプローブを傾けないと見ない部位なので今まで指摘されていなかったと推測します。
CTやMRIの検査は、当院から大きい病院の検査予約を取ることが可能です。
予約可能な病院は、名古屋市立大学病院、藤田医科大学病院、第二日赤病院(八事日赤)、中京病院、名古屋記念病院になります。
検査結果は当院に送られてくるので当院で結果を説明します。

肝胆膵を含む消化器疾患は名古屋市緑区の徳重おかもとクリニックを受診下さい。

肝がん国立がんセンター
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/radiation_oncology/consultation/pbt/04_2.html
がん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/cancer/liver/