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側方発育型大腸腫瘍(LST)

ポリープと聞くと丸く隆起したポリープをイメージされると思います。
大腸ポリープには側方発育型の平坦なポリープが存在し適切に観察しないと見逃されることがあります。
また、切除に関しても適切に範囲を観察確認して切除しなくて取り残しが生じることがあるので注意が必要です。
当院での側方発育型大腸腫瘍(LST)の切除画像を紹介します。

側方発育型大腸腫瘍(LST)が横行結腸に存在しました。
   

通常光観察、NBI観察、NBI拡大観察をして腫瘍の範囲を適切に診断します。

範囲をすべて含むようにスネアを用いて高周波で切除します。

切除後は切除面の辺縁を通常光観察、NBI観察、NBI拡大観察で確認して取り残しがないか慎重に観察します。


取り残しがないことを確認してクリップで縫縮して終了です。
取り残しが疑われるときは、生検鉗子やスネアで追加切除します。
切除した組織はすべて組織検査で確定診断を行います。

大腸の検査、大腸がん検診、ポリープ切除は名古屋市緑区の徳重おかもとクリニックを受診下さい。

内視鏡の前処置
https://tokushige-okamoto.com/2021/02/23/%e5%a4%a7%e8%85%b8%e5%86%85%e8%a6%96%e9%8f%a1%e6%a4%9c%e6%9f%bb%e3%81%ae%e6%ba%96%e5%82%99%e3%83%bb%e6%b5%81%e3%82%8c/
下剤を飲まない内視鏡
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国立がんセンター東病院
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/endoscopy/040/030/index.html#a2_02
国立がん研究センター がん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/cancer/colon/index.html

名古屋市天白区・緑区での負担の少ない内視鏡検査は徳重おかもとクリニック。