胃の感染症としてはヘリコバクターピロリが知られています。
ピロリ菌は細菌ですが、真菌(カビ)が胃に感染することがあります。
当院で経験した、胃カンジダ症の画像を提示します。
特記すべき基礎疾患のない方ですが、心窩部不快感にて来院されました。
胃カメラで胃内を観察すると、白色の付着物を多量にみとめます。
洗浄で多少は脱落しますが、きれいにすることは困難です。
生検鉗子で白色物を採取して顕微鏡で観察すると菌糸をみとめ胃カンジダと診断しました。
同日よりファンギゾンシロップを2週間内服いただきました。
治療開始後数日で症状は消失し、1か月後に胃カメラを再度施行しました。
治療確認の胃カメラでは、白色物は認めず。萎縮のない比較的きれいな胃が観察されました。
名古屋市緑区の徳重おかもとクリニックでは苦痛の少ない胃カメラを安心して施行できます。